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分光光度計の仕組み

分光光度計分光光度計は、光源から出た光を波長ごとに分ける「分光部」と、
分けた光を試料に当てて吸光率を測定する「光度計」からなります。

1) 光を供給するハロゲンランプ又はD2(重水素)ランプ
2) 必要な波長を分離するため、不要な二次分光放射エネルギーを除去する分光器
3) 試料液の入ったキュベットを設置挿入する試料室
4) 透過光を受け取り、それを電気信号に変換する受光素子
5) 吸光度または透過率を表示するデジタル表示器


透過率(T)、吸光度(A)、濃度(C)は分光光度計に自動表示されますが、 基本的な考え方は下記となります。

試料に当てる光の強さを Io とし、試料を通過した後の光の強さを I とすると、
透過率・・・T(%) I/Io×100

次に、この透過率から吸光度を求めます。
吸光度=−log(T/100)

なぜ吸光度を求めるかというと、溶液中の、光を吸収する成分は、吸光度と比例するからです。
あらかじめ濃度がわかった標準試料を用いて、濃度と吸光度の関係を測定して「検量線」を作り、
その吸光度がわかると濃度がわかるという仕組みです。

このように、濃度(溶液に、ある物質がどれだけ入っているか)を測る分析のことを定量分析といいます。
試料に発色試薬を添加し、目的物質との反応によって発色の度合いをみると、色で比較することもできます(比色分析
どの物質の濃度を、どのような手順で測るかは、JIS規格によって定められています。

ISO9001

可視分光光度計

神奈川県 相模原市 トライアル発注認定
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