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濃度の測定手順

物質の濃度は、濃度が分からない試料(サンプル)と、
あらかじめ濃度のわかっている試料(標準液)を比べて決定します。

 

標準液をつくる

検量線を作成するために、標準液を測定します。
標準液というのは、あらかじめ濃度の分かっている溶液で、濃度の違うものをいくつか用意します。
※標準液は、試料と同じ条件で作成し、測定します。

ここでは、試しにペットボトルのお茶を使用します。水で薄めた濃度の違うお茶を用意しました。

お茶を水で薄めて、キュベットに入れます。 キュベットを分光光度計に設定します。

検量線をつくる

いくつかの標準液を測定して、検量線を作成します。
検量線は、通常は直線に近いものが望ましいです。

お茶の検量線を作成します。 Modeボタンを押します。
デジタルで吸光度が表示されます。 つまみで位置を動かし、次のキュベットを測定。
別売りのソフトをインストールしていただくと、パソコンに数値が表示されます。 Curveのタブを開くと、検量線が表示されています。
これで、検量線が作成できました。

試料を測定する

検量線が引けたら、試料を測定します。
測定すると、濃度は分かりませんが吸光度の値が分かりますので、検量線上にプロットすることで濃度が分かります。
実際には、Excelの画面で吸光度から濃度が自動計算され、表示されます。

Sampleのタブに濃度の分からなかったサンプルの濃度が表示されます。 これで、濃度測定は完了です。参考までに、SP-808の大きさはこれくらいです。

このように、可視分光光度計は「測定したい物質が決まっている」場合に実力を発揮します。
お問い合わせいただければ、デモ機の貸し出しも行っておりますので、お気軽にご相談ください。

ISO9001

可視分光光度計

神奈川県 相模原市 トライアル発注認定
デモ機の貸出

センサー開発のティアンドティ