照度計とは
照度計は照度を測定する機器で、作業の安全性や防犯などの目的で明るさを測定するために使用されます。
照度とは
照度とは、平面状の物体に照射された光の明るさを表す心理的な物理量のひとつです。
どれだけ対象物を「照らしている」かを表す指標であり、机の上や部屋などの明るさを示すのに利用されます。
単位はルクス (記号 lx。 lx=ルーメン/m2) またはホト (記号 ph。 ph=ルーメン/cm2) 。
照度の定義
照度とは、単位面積あたりに入射する光束の量を示します。
照度と光束の違いは、照射している物体の面積を考慮するかしないかです。
同じ光束を放つ電灯でも、近くにある本よりも離れた場所にある本の方が暗くなることを「照度が低い」と言います。
光源となる電灯が単位カンデラで表されるのに対し、照射される物体がどれだけ照らされているかを表すときにはルクスが用いられるのはこのためです。
国際単位系(SI)の光の単位
光を表す単位はさまざま存在します。
測光量 | SI単位 | 記号 |
---|---|---|
光度エネルギー | ルーメン·秒 | lm·s |
光束 | ルーメン(またはカンデラ·ステラジアン) | lm |
光度 | カンデラ | cd |
輝度 | カンデラ毎平方メートル | cd/m2 |
照度 | ルクス(またはルーメン毎平方メートル) | lx |
光束発散度 | ラドルクス(またはルーメン毎平方メートル) | rlx |
視感度 | ||
発光効率 | ルーメン毎ワット | lm/W |
照度計にはさまざまな種類の機器が販売されています。
目的にあった照度計を選ぶために知っておきたいのが「JIS規格」です。